ロシア語教室って、地方にはないですよね。千葉県の原宿と言われた若者あふれる40万人以上の人口を抱える柏市でも、ロシア語教室はありません。千葉県内にも無いんじゃないのかな。ロシア語など、大言語にも関わらず、身近に教室がなく、東京等大都市でないと教室がありません。

そこで、日本に在住しているウズベキスタン人、エーラさん(MURADOVA ELLA)が柏市のひまわりプラザ(沼南近隣センター)でロシア語教室を開講しました。

エーラさんはウズベキスタンの大学で日本語、日本文化、日本語教育を専攻し、日本の筑波大学で日本語教育分野で博士号を取得しました。現在、通訳・翻訳業、貿易業を営み多忙な毎日を送っております。

受講対象者:3~6歳のお子さん。
開講時間:毎週土曜日 10:00~13:00
開講場所:ひまわりプラザ(沼南近隣センター)2F教室 TEL:04-7192-1111
費用:2,500円/人

エーラさんに子供向けのロシア語教室を開講した目的を聞いてみました。

エーラさん「外国人が日本に来て、まず一番最初に困ることは日本語です。日本語学校に通ったり、自治体で開講されているクラスに参加して、日本語を勉強しています。でも、彼、彼女たちの子供はロシア語を話せる環境が家庭以外では無く、母親たちは日本語が話せるので、子供と話す時も日本語になってしまいます。私達第一世代はロシア語を話せますが、第二世代以降ロシア語が話せなくなってしまうのは悲しいことです」

ロシア系の人達から、子どもたちがロシア語を学べる環境があったら…という声があがった

「子供がロシア語を学べる場所を探してみましたが、千葉県内にはありませんでした。東京まで行かないとロシア語を学べるところはありません。だったら、私たちでロシア語教室を作ってしまおうと思いました」

柏市周辺ではロシア系の住民の数は決して多くはない。教室を開くことで、ロシア系住民の出会いの場にもなり、家族以外の人間とロシア語で会話をすることは、会話の上達につながるだけでなく、アイデンティティの確立に良い影響を与えます。

家庭以外で自分の母国語を話すことは非常に大切です。
家庭内ではロシア語を話、学校では日本語を主に話しています。特に兄弟同士で話していると日本語とロシア語がちゃんぽんになってしまって、兄弟間だけで通じる単語を作ってしまい、親も聞き取れない造語になってしまうことが多々あります。自然なロシア語を習得するためには、多くのロシア語を母語とする人達と話すのが一番です。

 

学習対象年齢の拡大を考えていますか?また、日本人の未就学児童もこのクラスに参加できますか?

エーラさん「日本人(学生、大人)向けのクラスも開講しようと考えています。日本人の未就学児童も現在開講中のクラスに参加できます。ただ、ロシア語を学びたいと思っている日本人は極めて少ないですし、小さい子どものうちからロシア語を学ばせようとする人はもっと少ないでしょうね」

確かに…ロシア語学習者の数は少ないです。
それでも、ロシア語が話せたら、旧ソ連の国を旅する時に非常に便利です。広大なロシア、ウクライナは言うに及ばず、ラトビア、リトアニア、エストニアのバルト三国。カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン…。ロシア語圏は非常に広いです。

 

ロシア語を教えている先生はどんな人?

ロシア語教室を開講したのはエーラさんですが、講師は別の方が務めています。

写真中央がスベトラーナ先生

スベトラーナ先生はロシア語教育に携わり10年以上のベテランです。
このクラスでは、お絵かきやお遊戯をしながら子どもたちが楽しく学んでいます。ロシア語そのものを教えるのはもちろんのこと、普段、人見知りで泣いてばかりいる子供でも、スベトラーナ先生のクラスに入るとすぐに泣き止んでしまいます。

 

エーラさんより最後に

現在、5~8人の子どもたちが学んでいます。
ロシア語を子供に学ばせたいと思っているロシア系のお父さん、お母さんはもちろん、日本人の子供たちも大歓迎です。